トマトとお姉ちゃんの手

二歳の娘のお気に入りの場所は、キッチンの見渡せる踏み台の上だ。
トマトを切りながら、
「ちょっと食べてみる?」
と聞いてみると、
「うん」
と元気な声が返ってきた。
とんとんと櫛切りにして、ぽかんとあけた口に放り込んでみたら、
「おいしいね、もっと」
と言いながらもぐもぐ。
僕も一緒にもぐもぐ。お皿にのせる前に、半分なくなってしまった。
何もつけなくても、トマトはおいしい。


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