どんぐりの階段

どんぐりを拾いに里山を登りました。きれいに整えられた山道ですが、娘はあっけなく尻もち。そこから先はずっと手を繋いで歩きました。階段の落ち葉に隠れたどんぐりを見つけては、手に取り、眺めて、渡してくれました。

二歳の秋、彼女の目に映っていたものは、登るための階段ではなく、空まで続くどんぐりの棚だったのかもしれません。


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